池田 若菜 | WAKANA IKEDA

ひとつ前の投稿はあまりにも雑記的だったので(夜に唐突に書くとそうなってしまう)、もう少し自分の今年の活動を整理してみることにしました。

 

<即興や作曲作品の演奏など>

6月以降、今年いっぱいはお休みの予定ですが、4groundsなど先に決まっていた企画は勿論出演します。制作モードに入ってコツコツ作業する時間に充てるつもりです。

 

<音楽のお仕事(レコーディングやライブサポート)>

自分の技能を活かしてできるフルート演奏のお仕事はとてもありがたいです。なのでお声がけいただいたら、なるべくやりたい気持ちです。金額はその都度、関係性や、その作品の出せる資本によってご相談できます。ただ、短納期で譜面が前日に送られてきて次の日には納品やライブ演奏しなければならないようなものだと、十分に向き合えないことが多く、お仕事として完遂できたとしても、もっと時間をかけてやりたかったなと思うことが多いです。なので、そうした状況の時には先にお伝えいただき、私のスケジュールや体力と併せて考えお断りしたり、特急料金として若干料金を上乗せするなどさせていただくかもしれません。どんなに急いで対応すべき場面でも、ただ譜面通りに音を出すのは私のポリシーに反していて、ちゃんと演奏がしたいと思っています。私の場合、最低1週間程度はいただきたいです。

 

<ratelのライブ>

バンドは今制作期間中で、メンバーと相談しながら毎月(実際にはできていないこともあるけれど…)最低1曲は作るという目標を立てて進めています。没になるものが後で出てきても、とにかく作ることを頑張っている最中です。ライブもお誘いはどれも嬉しいのですが、今年のライブがかなり埋まってきていてメンバーと相談の上ですが、やむおえずお断りする場面もあるかもしれません。ただ、できるだけ頑張るのでオファーはお待ちしています。ちなみに自主企画を今年は2回やるつもりで、これも水面下で動いています。来年は次のアルバムの録音作業を開始できるようにするのが目標です。

 

<仕事など私生活>

あまり音楽以外の生活の話を書かないのですが、資格を取るという話が上がり、今はお勉強をしているところです。なので仕事量をセーブしつつ、とにかくお勉強をしています(実際には風邪ひいたりしていたので、あまりやっていないけれども)。制作と仕事をどう両立させるかはいつも悩ましく、ただ仕事があるからこそやりたいことをやれているのも事実なので、両方誠意を持って取り組みたい。理想は仕事を午前で終わらせて、午後は勉強と制作。それから早寝して早起き。適度に運動。食事はなるべくその時食べたいものを、食べたい量だけ自分で作る。これは理想であって実現にはほど遠いなあと思ってしまうけれども、何かを諦めたりしないと何かが始められないくらい日々の生活がカツカツに詰まっているのが今の私だから、少し背伸びをして頑張って生活を切り替えるタイミングなのかもしれない。

 

<その他やりたいこと>

5月に夫と日間賀島に美味しいタコを食べに行く予定があって、それがとても楽しみ。あとは、先日の展示でご一緒させていただいた菅原果歩さんがいらっしゃるという尾瀬の山小屋にも行きたいと思っていて、行けるようにするのも目標。あとは、田舎にある父方の家の片付けがてら、ドライブにも出かけたい。これから苦手な夏が来るので、もう少し体力をつけたい。

今週は風邪をひいていて、だいぶ良くなってきたにもかかわらず念の為多めに寝たり休んでいるせいか眠れず、なんとなくブログを開いてみた。

何を書こうかなというところから始まってしまうけれども、今この日記を書いていて沼倉さんから託された原稿をやらなければいけないことを思い出して少し冷や汗が出た。これは来週。。。

それで、今年やろうとしている自分の制作について、気が変わってしまう前に、今ぼんやり考えていることをメモ的に書こうと思う。とりあえず、これは去年くらいから言っていて実行できていないけれどもライブの本数を減らしたいと思っている。今決まっている(告知されていないものや、約束として今年やろうと決めていた企画を含む)ライブはもちろんやるつもりでいて、それ以外はできないものが多いかもしれない。

理由を書くにあたり、即興と作曲作品と、あとは録音についてメモ。

以下はあくまで私の今の体感という話でしかなく、音楽のジャンルについての話ではない前提で書いていますが、即興は奏者にフォーカスされる分量が多く、あなたはどうしますか?流れに乗れますか?乗れませんか?的な圧が強いと感じることがあり、性分的に正直自分はその波に乗れないのでパスとかどうもしたくないですとか言いたくなってしまうというか。基本的には協調性を大事にしたいと思っているあまり、気にしなきゃいいのに、そうした態度が顔を見せる自分が嫌になってしまって、ちょっとへこみやすいのであまり数多くできない。(そうした態度が顔を見せない時は、うまくいったかもしれないと素直に思える即興になっている)

対して作曲ものは、作曲者と演奏者はイーブンだと思っていて(それはバッハ、モーツァルトやサティ等の純クラシックでも)、ライブでやっている時はその場所にいないのに場を支配している第三者(作曲家)が存在していることが心地よい。自分の作品だったとしてもそうで、演奏しているときはただ演奏家になれる。集中すべきことが作曲である程度示されているので、そこに気持ちを置ける。しかし、自分が作曲していると、この感覚をどう書けばいいのかわからない的な記譜上の問題にぶつかり、結局もやっとしたままになることも多い。(結果としては良くても、やりたかった構想は別なのにな、的なこと。奏者の問題では決してない。構造上の話。)

即興にしても作曲にしてもスキルの問題なのではというのはあるけれども、そのスキルを磨きたいかどうかという問題になってくるので、一旦置いておく。

それで紆余曲折色々考えた結果、自分の作曲作品を自分で演奏して作品を作るならば、ライブではなく録音でしか達成し得ないのではと思い至った。言葉があるからこそ何かを認知できるともいうけれど、寝る前の消灯した部屋の暗闇で私はぼんやりと光のグラデーションを見て、そこで何とも表現しにくい何かを感じることもある。それを写真に撮ろうとしても、その感覚を共有するものとして機能しないので、ある程度の時間をかけて多方向から見ながら抽象画として絵を描くみたいなことが、今やりたいことなのだと思う。漠然としていて何だそれはという感じかもしれないけれど、自分的にははっきりと構図は見えている感はある。去年今年でいくつか絵を買ったことも、薄く影響を及ぼしているかもしれない。

ライブを減らそうかなあと思っているのは、Repeat After Meの後で自分の制作が止まってしまっていて、そろそろやりたいと思っているけれども進まない焦ったさに鬱々としてきたのが理由で、今年やってしまわないと、このまま自分のやる気が立ち消えそう。自分はかなり不器用な方で、1つのことをやるのに、そのことと直接的に関係ないことを10000くらいやらないと(やる余裕を持てないと)1つのことが十分に達成できない。マルチタスク的なものも、仕事などだと仕方なくせざるを得ないが、本当はめちゃくちゃ苦手。ライブが多いと、締め切りがそちらの方が先なので気がそちらに行ってしまい、さて録音はライブの後かなとなってしまう。そうするとライブが終わった頃には次のライブがあり、と連鎖で何も動けない状態になってしまうことが多い。ライブのお誘いは大変嬉しいし、人と一緒にやるのは大好きだし、私を気にかけてくださることに感謝しかない。お断りするのはとてもおこがましい気持ちになるし、自分がもっと色々できる人ならば何でも無限にやりたい。ライブがあることで成立している場所があるし、そうした場所への感謝もある。

とりあえず、今すでに決まっているものは、ちゃんとやりたい。

色々文章ひどい部分も多いですが、たまにはよしとしようか。雑記でした。

年末年始の休みモードに乗っかり、スーパーもお休みになるからと、食べ物をまとめ買いした。普段、あまりまとめ買いをしない。食料に関してストックが多すぎる状態だと、後で無駄になる可能性があるので、過度な買い溜めは控えている。それでも年末年始はここぞとばかり買い溜めてしまった。恥ずかしい。

必要なものもあるけど必要ないものも沢山ある。夫にやりすぎたと話をして気がついたけれど、私は家にこもってただ休みたくて仕方がなくて、とことんダメになって、溶けるように寝ていたくて、それが永遠に続けばいいと思っていて、食糧が尽きるまではそうしていたいと思っているから買い溜めたのではないかと思った。

だいたい、あぁもう籠っていたいと思う時は、私は少し疲れている。誰かに会っても不遜な態度をとってしまう可能性もあり、それによってさらに自分が苦しむことになるので、とにかく沢山寝て、病人のように、ひたすら休み続けることにしている。

それなのに、年末年始は年末年始的な忙しさで、休むことが、十分にできなかった。料理したり掃除したり実家に帰省したり他の人から見たら、いやいや休んでるでしょうと言われると思うけれど、とにかくベッドから動かずに寝ることが、私にとっての休みだ。

1/4の午後は思いきって全てをやめて休むことにした。ひたすら寝まくってすごく満足した。

だらだらしながら、読み落としていた本や記事を読む。

私はケーキの中でも生菓子が好きで、ちょくちょく店を調べては買いに行って家で食べる。マニアみたいな感じではないので、そんなに詳しくはない。さまざまな技法を組み合わせて作られたケーキを食べると、美味しさに対する喜びだけでなく、そこに込められた技術と、それを習得するまでにかかった年月に、途方もない気持ちになり感動してしまう。違う種類の食材を使って、違う技法で層にして、、どれだけ手間がかかっていることか。

日本の生菓子業界で長年絶大な人気を誇るパティシエ、ピエール・エルメさんのインタビューを読んだ。主要デパートに複数店構える巨大スイーツ工房にもかかわらず、ケーキのクオリティが安定していて、食べるたびに驚く。(コアなファンからしたら、昔は…みたいなのがありそうだけど、それは私は知らないので考慮に入れない。ピエール・エルメ工房には、おそらく数十人、いや下手したら数百人のパティシエが在籍し、チームプレイでケーキを仕上げていると思う。)

近年の価格高騰で千円台に突入したケーキもあるみたいだけれど、食べた瞬間に飛び出し絵本のように目の前にバタバタっと広がる、小麦やバター、クリーム、花や果実のエッセンスの芳香を浴びると、価格のことや、カロリーは一旦どうでも良くなる。

そんなピエール・エルメさんのインタビューに、創造性について以下のような一文があった。(少々意訳してます)

「創造性を育むには、まず素材の知識。そしてテクニック。あとは理性を超えるインスピレーション。」

書き初めにして壁に貼りたいくらい、その通りだなと思った。

あと、美味しさというものに制約を感じることはないかという質問に対しては、笑顔のムードで軽快にノーと応えていた。なんだか私は、幸せな気持ちになった。

Live at Namsan, Seoul

韓国ソウルでライブをします。

今月11月26日、lo wieと一緒に。

lo wieとは6年前に数日間一緒に過ごし、ツアーを回った。(赤間さん、陽子さんも一緒だった)

それ以来、会うことはあっても一緒に演奏はしていなかったから、すごく久しぶり。

とっても楽しみ。きっと素晴らしい時間になると思います。

また、ツアー日誌を、帰ったら書こうと思う。

 

 

その後

数ヶ月が過ぎて、なぜかわからないけれどもスーッと、体や精神が楽になってきた。

本当になぜだかわからない。夏というか暑いのがが毎年苦手で、バテていた可能性もある。秋口から少しづつ、辛いなあと思う回数が減った。

それでも以前と同様な状態まで復活しているのかはわからないけれど。それは考えても仕方のないこと。

秋冬は食べ物も美味しい。そんな簡単なことで高揚して、回復傾向にある可能性もある。

ご心配いただく声をいくつかいただいていたので、書いておくことにした。

元気になってきました!

 

 

いくつかここ数ヶ月間の外出歴をメモ。

香川に行って中園孔二さんの展示を見た。展示も素晴らしかったし、香川はとってもいいところだった。

 

バンドで名古屋へ行って、久々の味仙。

 

浦さん、高良さん、土屋さんとの共同企画”4grounds”で横須賀に行ってライブをした。横須賀はやっぱり海風を感じるな。

 

この前やった多摩川でのコンサート、気候も良くていい時間だった。

 

写真はないけれど、今年も木枯らしコンサート楽しかった。