久しぶりのサイト更新。引越しをしたので、その記録。まず、家が全然見つからなくてとっても大変だった。そもそもの発端は、家の前の駐車場に住んでいた2匹の地域猫のうち、1匹が体調を崩して引き取られたこと。窓から様子を眺めたり、夕方くらいに撫でに行ったり、2匹のことを夫と共にとっても可愛がっていたので、体調を崩して外に戻ることは難しくなってしまったと聞いた時には落ち込んだ。もう1匹の猫も仲良しの猫が居なくなったので、しばらく混乱していて、1週間くらいウロウロしながら鳴き続け、探し回っていて、本当に心が痛かった。その後は落ち着いたけれど、行動パターンがすっかり変わってしまい、これまで生活拠点にしていた駐車場を離れ、廃墟の草むらに丸くなる日が続いた。
1匹になってしまったこともあり、今年の暑い夏を外で越せるか心配だねと地域の人とも話をしているなかで、飼いませんか?と話をいただいた。地域の方にもファンが多い猫で、とにかく多くの人がかわいがっていた(365日欠かさずに、決まった時間にご飯をあげている方もいた)から、正直びっくりした。でも、これも何かの縁だよねと夫と話し、家を探すことに。
梅雨前には家の更新のタイミングもあるので、なんとしても6月までに越す必要があるのに、全然見つからない。猫可能、楽器可能、駅まで歩ける距離、家賃が高くない、都心に出やすい、なんて条件の家はまずない。期日も差し迫る中で、どーにか見つけたものの、もう後がなかったので内見せずに家を決めた。
引っ越しのタイミングと色々なライブやレコーディングが重なり、もうひっちゃかめっちゃかな中でなんとか引っ越し。けんじさんにも緊急で手伝ってもらって、ほんとに助かった。
引っ越し先で初日にムカデ出たり(ギャーーーーー)、される予定だったクリーニングがされていなかったり(ウオーーーー)、色々トラブルはあったけれど、のびーっと体を長くしてリラックスしている猫を見ているとほんとに良かったと思う。引っ越ししてまだ2カ月とは思えないくらい、色々ありすぎて長かった。
後に佐藤望さんから近辺のご飯屋さん情報をいただき、行ったお店がめちゃくちゃ美味しくて幸せな気持ちになった。こんなご褒美が近所にあるとわかるだけで俄然気持ちが落ち着く。
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2025.6.7(土) 東京 七針
池田若菜
岡村基紀(odd eyes / Yan Conk)
麓健一
18:00/18:30 TICKET 予約 ¥3,000
麓さんの企画にソロで出演。この日に何をやるかゼロから考え、結局ピアノを弾いたり、少し声入れたり、フルート吹いたり、サックス吹いたり…とにかく色々。やってみたかったことのうち1つのイメージはここで消化できた気がする。
岡村基紀さん、麓さんのライブも最高だったな。すごく刺激を受けた。みんな自分の表現を持っていてかっこいい人たち。私もその仲間に入れてもらえて嬉しいとシンプルに思った。
頭爆発しそうなくらい緊張していたのですが、実際演奏始まると、普通に落ち着いてできた。演奏が始まってさえしまえば、音に気持ちがいくから、余計なこと考えなくてすむためだと思う。
そのままライブの内容を録音して音源にしたい気持ちはあるものの、まだ着手できていない。
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2025.6.21(土) 東京 七針
plantar (SATO Nozomu) [pf]
池田若菜 IKEDA Wakana [fl]
七針のライブが続く。この日は望さんのplantar名義でデュオ。望さんの曲を演奏したり、少し即興したり。即興というのはあくまで手法であって、別に特定の音楽ジャンルではないよなあとか、なんかそんな普通のことなんだけど、改めて演奏しながら。何の種もないところに雑草は生えないように、そこに何かあるから何か出てくるんだと思う。だから、それぞれ、そちらはどんな感じですか、って気持ちで。
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6月30日 (月) 午後7時30分開場、8時開演
Burn Into Sleep / Dream Skills: Don McLean + David McLean + Lauren McLean、池田若菜 + 池田陽子、遠藤ふみ + 川村祐介 + 増渕顕史
ハーモニカの予定だったのだけれど、なんかしっくりこない気持ちになって、サックスに切り替え。やっぱり繊細な表現が好きなんだと思う。ただ、それをできるだけの技術がない!という当たり前のことに気がついた日。Davidさんのバンド、面白かった。あんまり聞いたことないバランス。クラブジャズっぽい気配。音楽に対してなんというかのめり込む感じ、というのもなんか違うな、前のめりな感じ。音楽を生み出すぞという積極性的なムードがあるんだけど、実際に出てる音はそんなに熱くはない。増渕さんの曲も面白かった。
音楽を生み出すぞという積極性的なムード。自分に不足している要素だと思った。
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Ratelのライブが予定されていたけれども諸事情あり中止に。仕切り直しで秋になりました。予定を空けていてくださった方申し訳ありません。
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2025年7月19日(土)
八丁堀 七針
・Heejin Jang
・Uquwa
・角矢胡桃
・池田若菜
the black horse in the darknessことUさん企画に読んでいただき、この日もソロ。グルテンフリー会合が定期的にあり、そこで知り合った沼尾さんもUquwaで出演。グルテンフリー会で食事は何回かご一緒していたのに、お互い演奏を聴くのは初めてという、なんだか奇妙だけど嬉しい日で。だいたい音楽ありきの出会いしかなくなるから、後からお互いどんな音楽やっているか知るもは楽しいものだなと思った。これもUさんのご紹介あってこそ。
さてはて普段ソロなんて全くやらないのに、2ヶ月連続であること自体、私の中で今年のハイライトになるくらいの濃さ。6月の麓さん企画のソロとは内容は絶対に変えたかった。この日は基本フルートと向き合う気持ちで。
誰かとの即興ではできないこと、作曲でもなく即興でもないことをフルートでやりたかった。フルートソロの作品を作りたいと思っていて、そのアイディアも混ぜつつ演奏。抽象画的な感覚で。
演奏において技術って大切にしているし、そういうことが意識されているものは好きなんだけど、技術だけで演奏が成り立つわけでもないし、自分は演奏できているのかなあとか色々考えてしまった。
やっぱり人前で演奏するとなると、ちょっと肩に力が入るというか。外向きな仕様になってしまう。思っていることを、そのまま演奏に落とし込めてない気がして、やっぱ作品作ろうとなった。難しいことがしたいわけではないのだけど、なんか人前になると、テクニック的な要素が強く出過ぎてしまう気がする。表面的な内容はほぼ同じでも、気持ちでだいぶ演奏の色々が変わると思う。適度に散らかっている自分の部屋みたいな感じにしたい。生活してたらこうなったくらいのでいい。
角矢胡桃さん、Uquwa、Heejinさん、どれにもそれぞれの発見があってとっても楽しい日だった。色々刺激を受けて嬉しい気持ちで帰宅。
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この2ヶ月の色々、ちゃんと積み重ねて作品にしていこう。忘れないうちにやらないとな。毎日が濃い。昨日は不トリプルファイヤーのサポートでビルボード。来週はフジロックと、ratelライブ。
そしたら一旦ひと段落なので、色々作業進めよう。ぼんやり、昨日夫と話をした、びっくり人間的なワードについて考えている。
普段全然気にしないのだけど、なんとなくSNSで流れてきた占いを見る。2025年の下半期の占いとのこと。当たっているのか、当たっていないのかよくわからない。というか、あんまり気になってないという感じ。運が良かろうが悪かろうが、とにかく目の前のことやって、適度に息抜きししつつがんばろとなんか思った。
都にでも行って、瓶ビール飲みながら、もつ焼き食べたいなあ