池田 若菜 | WAKANA IKEDA

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不調

メモ的な雑記。あまり内容が無いけれど、個人のウェブサイトなら書いておいてもいいか、というような内容。(6月に急遽入院することになり、以降微妙に体調不良ではあるのですが、休みつつやっているので、レコーディングのお誘いやライブのお誘いは、嬉しいです。楽器はしっかり演奏できると思っています。何かあれば、ご連絡ください。)

いつもより体調がすぐれず生活に支障をきたす機会が多くなって約1ヶ月。これまで、そんなに体調に困ったことがない生活を送っていて、今、私は初めてしっかり長期的に体調を崩しているとおもう。そう書きつつも迷いがあって、ざっくりと私は「私は体調を崩している」と思うんだけれど実際に詰めて一つ一つを考えると、自分が体調を崩しているのかどうかがわからず、自分が元気なのか否かがわからず、今私はどんな状態なんだろう…と考え込んでしまった。
体調不良は、定量的に人にとても伝えにくい。頭痛ひとつにしても、それぞれのコンディションや生まれ持った性質等でその不良に耐えられる量も異なるし、どのくらい不良なのか言語化しにくい。不良の状態は同じでも、朝は具合が良く感じ、夕方はきつい、とか時間帯による感じ方の違いだってもあるかもしれない。精神力があれば、どんな体調不良もたいしたことはない(まず乗り越えるというのか何かも謎だが)というマッチョ思想も耳にしたことはあるけど、実際それは人によると思うので、全員に当てはめるのはおかしいと思う。
救急で対応いただいている間、何度も「耐えられないくらいMAX辛い(痛い)のが100だとしたら、今はどれくらいですか?」ときかれたけれど、耐えられないくらいMAX辛い状態=死なのか?という疑問が頭をよぎり、とりあえずそうなのだと考えると、今自分がどれくらい死に近いのかは、死を経験したことがないし数値で何と答えていいかわからず、ただ物凄く痛くて耐えられないから救急を呼んでるので、結果「90以上」とか適当に答えるしかなかった。
さらに抽象的な概念として“元気”というものもあって、退院後にどれくらい元気かを人に説明する場面などで「だいぶ元気になってきました」という言葉が私の口をつき、私の目指すいつもくらい元気ってどんな状態で、今と比較しあとどのくらい足りていないのだろう、と帰り道に考え込んだりした。
体調不良=元気ではない、又は 元気ではない=体調不良 というのは関係性が直接的すぎる。体調は元気がなくなる大きな要因として作用するだろうけど、2つは別物だと思った。
ある人は体調が悪くても元気かもしれないし、ある人は体調が悪いのが一因となり元気がないかもしれないし、ある人は体調はわるくないけれど元気がないかもしれない。今私にわかるのは、自分が身体に不良(不調)を感じていることだけだ。