池田 若菜 | WAKANA IKEDA

9/21

Still House Plantsのライブを見に行く。以前たまたまCafeOTOのウェブサイトを見ていて知ったバンド。おそらく2枚目のアルバムを出した時くらいのタイミングだろうか。ふと思い出して最近活動しているのかなと調べたら、活動しているどころか3rdアルバムが出ていて、さらには来日公演が決定していてびっくりした!好きな割に情報に疎い。ちょうど空いていたのですぐ予約。ライブかっこよかったし、バンドっていいなと思った。この3人だからこの音楽になる。そういうロマンがあった。goatも久しぶりかっこよかったし、ものすごく盛り上がっていた!

ライブ前、お手洗いから出たら陽子さんが目の前にいてびっくりした。陽子さんもライブを見に来たよう。陽子さんに返信しなければならないメールがあったのにすぐ対応しておらず、あった瞬間「まずい!メール!」と思った。まずは謝罪。

9/25

ボタニーで開催されている嶺川さんの展示を見に行きたかったのだけれども、連日予定が詰まっていて、体力的に断念してしまった。今でも後悔している。

9/27

ミツメのライブatリキッドルーム。先週21日もリキッドだった。音楽と共に、昔の記憶がザーッと流れていく。私には確かにミツメの音楽と過ごした過去の時間があった。無人島にも絶対に持って行きたいと思っている。

なんとなくライブを見ながら記憶とか、時間の流れについて考えていた。しばらくミツメをライブで聞けないけれど、音源では聞けるし、なんなら音源は私の死後でも聞かれ続ける。今私が生きている世界線はミツメがいる世界線。その世界線で良かった。「幸せな話」好きな曲で聞けて嬉しかった。

9/28

BushBashで4grounds最終回。最後なので、とかはこの企画っぽくない気もしたけれども、最後なので4人で演奏する演目が欲しいなと思って作った曲。私はサックスを初めて人前で吹いた。曲自体は、結果的に面白い感じになった気がする。

冒頭一人でフルートを吹いたけれど、ここ最近サックスを練習していたからか、微妙に口の筋肉が変わってしまい、自分的に気持ちよく演奏できなかったのが悔やまれる。

サックスとフルートを両方吹いてみて思ったのは、やはりフルートという楽器はものすごく不安定な楽器なのだということ。サックスと比較して、空間に対して音の波が振動する量みたいなものが、圧倒的にフルートの方が少ない。フルートの方が上を滑っていくような音。音量もあまり出ない。早いパッセージでパパッと音を並べていくような音楽には向くけれど、一音を伸ばして圧を出して完成させるようなアプローチはサックスの方が圧倒的に向いている気がする。これを踏まえて、改めて、フルートでできることについて考え込んでしまった。フルートソロの制作は依然難航している。

土屋さん、浦さん、真剣さんのライブも面白かった。感想などはまた反省会で。打ち上げも良い感じだった、路上で缶ビール飲みながら焼き鳥。

9/29

七針でratelライブ。フジワラサトシさん、藤村さんの企画。

ここのところバンドという形態について考える機会が続いていたこともあり、漠然といいライブしたいなと思って意気込んでいたけれども、初めて生ピアノをアレンジ的に導入してみたり、etc新たな取り組みがあったことで、思考がてんやわんやしてしまい、正直あまり集中できなかった。バンドはそれぞれのメンバーが集まってこそバンドだと思うので、このメンバーで今できる音楽をトライしていくことに価値があると思う。1stALを作った時よりも、演奏的にそれぞれのキャラがまとまってきて、なんとなくバンドとして今はいい状態にある気がしている。いい状態がずっと私がおばあちゃんになるまで続いたらいいけど、そもそもおばあちゃんになるまでバンドが続くんだろうか、そんなことを考えると、刹那的な気持ちになる。

10/1

バンドで曲作りat自宅。曲作りのつもりが、全然曲ができず、実際は既存曲の練習と私のPCにある作りかけ曲の掘り起こしになってしまった。

10/5

シラオカと2マンで名古屋。レンタカー早朝に借りたにもかかわらず、事故渋滞に巻き込まれ、リハの順番を変えてもらい、さらには本番の時間も変えてもらう事態になってしまった。名古屋へ行くのに8時間。昼過ぎの時点でまだ神奈川県だったことには震えた。溝渕さんがお腹弱くてかわいそう。いつも通り、私とあやちゃんで交代しながら運転。事故が新たな事故を呼び、さらに渋滞明けの新東名では豪雨でまえが見えない。こういう大雨の高速道路にはratelの曲「漂流」が似合いそうだなと思って、PVのイメージをするためにかけてもらったけれど、雨の音が酷すぎて全く聞こえない。

到着してすぐリハ。(交代してくださったシラオカ本当にありがとうございました)リハ終わったらすぐ本番。

名古屋の方々の拍手がとても熱くて、本当に嬉しかった。アンコールは来るとほんとに思っていなかった。

シラオカは言うまでもなく素晴らしかった。小池さんのギターエフェクターの減衰、ドラムのブラシがスネアにあたる粒感、ギターの柔らかいアタックのフレーズ。ずっと聴いていたかった。はあ。

シラオカの皆さん、そして企画してくださったなぐあさん、ブラジルコーヒー、そして来てくださった皆さんが生み出すムードがどれも最高だった。大好き名古屋。

夜は3時近くまでメンバー+まきさんと飲み。その後ホテルの部屋であやちゃんとだべっていて(車の中でもほぼずっと話しているので、話しすぎていると思う)寝たのは4時過ぎな気がする。

翌日、喫茶ボンボンへ行き、ファイルアンダーへ行き、と名古屋を満喫。していたら、また帰路で渋滞に巻き込まれた。

予定よりもかなり遅れての帰宅。予定を変えてレンタカーを返す前に自宅に寄ることに。そのままあやちゃんも我が家へ。夕食、そしてハーゲンダッツを共に食べる。あやちゃん見送ってバイバイしたら疲れがどっときて、帰宅してサッと寝た。

9月-10月のratelのライブ告知

ratelは今年の夏、麓さんとのライブに加え、福島遠征と割と忙しかった。福島後、暫く夏休みだーというような気持ちで、珍しく半月ほどリハお休み。それぞれ羽を伸ばせただろうか。久しぶりに入ったリハでは私を含め他のメンバーも、チラホラ間違えたりしてしまったけれど、たぶん身体がなまってるだけなので、大丈夫だと思う。9月そして10月には計2本のライブがあるので、これらについてのお知らせです!

 

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2024.9.29(sun) 八丁堀七針@ftftftf_pr

start 17:30 adv ¥3,000

・フジワラサトシトリオ[フジワラサトシ(gt,vo),遠藤ふみ(pf),阿部真武(ba)]

・古里おさむと風呂敷き

・The Ratel

・ DJ 沖真秀

 

次のライブは9/29に七針。これは溝渕さんと職場が同じである藤村さん、そしてかつて職場が一緒だったフジワラサトシさんによる企画。ウミネコサウンズそしてウミネコカレー(大盛りのひよこ豆カレーを食べるのが至福)の古里さんの新しいバンド、そしてフジワラサトシサンさんのトリオ、沖真秀さんのDJといった、美味しいお酒でも飲みながらゆったり楽しむのに最高の日。

 

そしてフジワラサトシサンさんのトリオには遠藤さんと阿部さんがいる、というのも私がこの日を楽しみにしている一つの理由。即興などの場ではご一緒する機会はあるものの、バンドでのブッキングでお会いするのはとっても珍しい。見れるの/聴けるの嬉しいので楽しみ。ratelは割とやかましいバンドだけど大丈夫かなとか一瞬思ったけれども、こればかりはどうしたって仕方のないことなので、いつも通りにやろうと思う。

少し話が逸れますが、ratelはそんなに音量大きいバンドではないと思うのですが、もし音量大きいのが苦手な方がいたら、音量セーブできる耳栓等活用いただけたらと思う。かくいう私が音量大きいのが苦手なのでよく使っていて(なので、バンドの音量には音楽性を損なわない範囲で気を配ってはいます)、音量大きくしないと出せない音質や良くならない音楽の内容があることは理解できるし、そういうのも好きなのに、どうにも頭が痛いもしくは疲れてしまって楽しみきれないため、使っています。耳栓してたら嫌とかそういうのもないので遠慮なく活用してください。

 

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2024.10.5(土)

『The Ratel × シラオカ』

金山ブラジルコーヒー

open18:30/start19:00

adv.¥3,000/door ¥3,500(共に+1drink)

ご予約→nqlunch@gmail.com

 

七針の次は名古屋。これはシラオカとのツーマン。うわーどうしよう、たのしみ!想い高まり語彙が急に乏しくなってしまう。

以前パニスマとのスプリットを出した時に名古屋でライブをして、その時に来てくださったこいけさんが今回名古屋に呼んでくださった。

初めてお会いしたのは東京で個展をされた際だと思う。個展にてこいけさんがどのように普段制作されているか伺った内容が印象に残っている。感覚的な部分、計画的な部分、論理的な部分が共存している。絵と音楽の制作はまた違う部分も多いけれど、感覚/計画/論理性のバランスの取り方などは似ているのではないか。こいけさんの絵を自宅にも飾らせていただいており、毎日眺めて過ごしています。

そして、近年ではtaiko super kicksとのwwwでの演奏も素晴らしかったシラオカ。

急に話が飛び、私の生まれである千葉県の大原はすごく自然豊かなところで、よく野遊びをして育った。野原の中である特定の場所だけ、やたらと野草の種類が多く、珍しいものが密集していることがある。これは日当たり、その地面の養分、生えている木々や植物の相性など、自然の複雑な要因が偶然に幾つも合致して、そのような特別な磁場が生まれるということで、同じ条件を例えば庭で揃えても、うまくいかないことが多い。自然の複雑さは驚異的。

シラオカを見た時に、そういうことを思い出した、というのを日記を書きながら思い出した。完成された音楽から逆に内容を分析することはいくらでもできるけれども、これが生まれたきっかけには、野原の話と通じるような、少しずつの小さな要素が複雑に絡まった結果の特別な偶然がある気がする。

正直なところ名古屋でのライブにこいけさんが来てくださること自体も大変恐縮だったのですが、ライブ後にはLPも買ってくださるなど楽しんでいただけて、誠に嬉しかった!シラオカが見れるそして聴けるというだけで、浮き足立ってしまうのですが、お呼びいただいた以上、我々の任務は良いライブをすることなのでバシッと一発決めたい。

ちなみに以降の年内は曲作りに専念する可能性があり、やや早いけれども、年内最後のライブになるかもしれません。お越しいただけましたら嬉しいです。

8/24

郡山でライブのため車で移動。ライブ自体は落ち着いてできたと思う。サマリーさん、レベルワンエクスカリバー、 ジョンのサン等見れてよかった!ライブ後に一旦急いでチェックインしようということになり、車を動かしたら、下を擦ってしまいショックで思考停止した。。。今でも胃がいたい、、、結果、あやちゃんがレンタカー屋さんに丁寧に謝ってくれたことが功を奏したのか、少しお安くなっていてホッとした。。。

次の日、近くの産直スーパーでお買い物。買って帰った野菜や果物、どれもめちゃくちゃ美味しかった。安いし天国のよう。人生で食べた桃の中でベストスリーに入る甘さ・食感・香り!

車を擦ってしまったことについては、例の大反省ノートに記した。

8/31

ずっと悩んで画面を眺め続けていたが、意を決して楽器屋へ。サックスを買うべく!ネットで見ていたもの、実物を確認して店員さんともお話ししていたら、なんか違うなとなり、別の近くの楽器屋さんのものを購入することに。丁寧にご案内いただけてとても助かった。満足できる買い物ができたけれども、さてこれを吹けるようになるのだろうかと不安ではある。

何か本番が差し迫っているようなものでもないし、正直プレッシャーはゼロなのでむしろ楽しい。フルートからサックスを始める人は少ないと思うので、その観点から筋肉の構造など丁寧に整理しながら、両立するのに最も良い形を、時間がかかっても模索したいと思っている。

9/1

早速練習しようと思って吹いて、しまおうとスワブを通したら、スワブが詰まって、めちゃくちゃ焦った。調べたところサックスにスワブが詰まるのは、初心者あるあるらしい。初日からものすごいスピードで経験値を詰めている、そう思うことにしたが、内心「また楽器屋さん持って行くの恥ずかしいな」と思っていた。次の日の朝、憂鬱な気持ちのまま一旦ぐっと引き抜いてみるか、と思い気合を入れて一発やったらパコっとあっさり抜けた。よかった〜、、、、詰まらないようにスワブをかけるテクニックは初日に得たと思う。

練習日記的なものをつけたいなと思っているけれども、どうしようか。あまり手間のかかる形だとしんどいので定期的にまとめていくか。Youtubeなど見るとみんな熟練の人ばかりで、楽器始めたての人はあまりいない。始めたての人は、どうやってコツを掴んだり試行錯誤しているのだろう。もう大人なので最短距離で上手くなりたいというせこい気持ちがどうしても出る。楽器は練習しないと上手くならない。効率よく、かつ重要な練習は丁寧にやりながら、フルートの技術を損なわないように筋肉を鍛え、好みの演奏ができるようになりたい。

ここ一ヶ月の思い出がそれぞれ濃厚だったので、日記です。

非常に長いので、ご興味を持っていただける方のみお読みいただけましたら幸いです。

7/31

棕櫚のサポート

佐藤さんと黒澤さんのユニットになり、バンド名が棕櫚になって、そこから初のアルバムリリースとなったレコ発。Orangeadeの時からのサポートだろうか、最初の時が思い出せないけれど、だいぶ前からお世話になっているバンド。佐藤さんのフルートのアレンジは、フルートという楽器を隅から隅まで活かし尽くしていると思う。難しいパッセージでも、技術的な問題点も踏まえて作られているのが旋律からわかるので、これは応えるしかないぞと燃える。今回のレコ発では、佐藤さんと、黒澤さんのそれぞれのパーソナルな魅力が出ていた気がしており(ユニットになったから、強調される形になっていたのかも)お二人ともかっこいいなと思いながらフルートを吹いていました。

さてこの日の打ち上げが面白くて、人生の中の楽しかった打ち上げランキングで5本の指に入る。話題が誰でも参加できる広義なものが多く、非常に良質な時間が流れていた。吉祥寺の中華街の円卓にて。美味しい料理をつまみながら、職人性及びDIYの話、生物多様性の話、カイコ、アメーバピグ、狩猟 etc 色々な話を伺えた。この夜から私は「みんなが参加しやすく、固有名詞に固執しない、大きな楽しい話題」を探すことを日々心がけるようになった。固有名詞マウントが発生する状況をいかに避けられるか、というところが最上の打ち上げを作り上げるキーワードーになるのではないか。一緒に演奏をしたメンバーはもちろん、田口タカアキさん、山口優さん素敵な方だったな。博学を極めると、固有名詞に固執して会話を進めるということがなくなるというか、その一段上の領域に達するのではないかと思った。

8/4

The Ratelで麓健一さんとのワンマンライブ

MCでお話しした通り、麓さんとの2マンのつもりでお声がけしたところ、一緒にやりましょうというご提案をいただき、合体バンドとしてワンマン公演になった。さてどうしようということで、カバーもやろう、曲どうしますか、それぞれの曲にも参加を、とこの日に向けて、めちゃくちゃ練習した。練習だけじゃなくて打ち合わせのために集まった日、LINEでの日々のやり取り、調整の連絡、一人残らず全員で知恵を出し合った。こういう公演ができたことが尊い。提案してくださった麓さんへの感謝、そして麓さんが最高だというのはまずもちろんとして、こんな公演できる我々、一人一人が最高でしょと胸を張りたい。

打ち上げは下北沢のにしんば、からの新雪園。私は荷物を降ろしてから遅れて参加。mmmさんも来てくださって、賑やかな宴会。占いって面白いよね。けんじさん珍しく酔っ払っていて後半寝ていた時間もあったが、この日のために気合入ってたしお疲れ様だよ、という気持ちでうつ伏せている肩を見ていた。

お好み焼きを作るときに、ちゃんと計量器を使って粉の量、刻んだキャベツの量を調整すると、味が格段に良くなる。シンプルな料理ほど、微調整が肝心なのだ。これを我が家では”粉物の神が微笑んでいる”と言っている。

なぜ急にお好み焼きの話なんだと思うだろうが、ざっくり感覚で味付けるのもいいけれど、細部を細かく調整していくといいことがあるよねという意味で、ライブの帰り道に今日は粉物の神が微笑んでいそうだなああとぼんやり思った

8/14

角田さんの還暦パーティー開催

角田さんとは角田俊也さんのことである。だいぶ前、フリーペーパー「三太」に掲載されていたテキストを読み、全号手に入れたいということで角田さんにお声をかけたのが直接的な出会いのきっかけ。それから度々お酒を共にしたり、制作について話を伺うことが増え、私の尊敬している音楽家というか芸術家のうちの一人である。角田さんの長年の友人(?)である沼倉さんと、角田さんの還暦をお祝いしようと話が上がり、開催させていただくに至った。沼倉さんんは私の大学時代からの友人でもあり、なんとも不思議な縁だなあと思う。大学の時には一緒に鎌倉までパンを買いに行って、食べ比べ大会などをした。角田さんと3人で真鶴の貝博物館へ旅行に行ったことも記憶に新しい。

角田さんが持参したお気に入りサイケバンドのCDをかけながらの宴会。場所は下北沢第二休憩所。カウンター席なのでそれぞれが隣の2~3人で会話を楽しんでいる。秋山さん、陽子さんと即興演奏における演奏の良し悪しの判断はどのように行われるのか等の話をしたことが記憶に残っている。大島弓子さんは読んでみよう

8/19

トリプルファイヤーのサポート

ついにアルバムリリース、本当におめでとうございます。会場も満員で盛況。前にサポートしていたのが2021なので約3年ぶりだろうか、ワウを使った演奏も3年ぶりで、不安になりながらも練習。アルバムでも全編でファンキー爆発系の演奏をかましているが、元来ファンキータイプではないため、急いでボビー・ハンフリー、ハービー・マン、山本邦山などをインストールしなおし。

関係ない話題だが、この手の(?)フルート奏者だと、ヒューバート・ロウズのプレイが私は好きだ。ボビー・ハンフリーも好き。

セットリストの中で最初にフルートが入る曲のために舞台へ入ろうとしたら、山本さんが跳ねており、そうだよねお祭りだよねと自分の中でモードが一段上がった。吉田さんの歌裏での合いの手、時折背中で”今入ってほしい”オーラを放つ時があり、それを見逃さないように随時チェック。

自分的にはとりあえず現状ベストは尽くせたと思っている。その上でソロを取ることに対する苦手意識については再確認することとなり、丁寧にアドリブセオリー的なものを学び直したいと思ったので、『Jazz 道』といういかにもな本を購入。褒めていただけている部分はありがたく受け止めつつ、もっと上手くなりたい。

打ち上げは渋谷の台湾料理屋。ここ一ヶ月くらいの様々な疲れがどっと流れ込んできて、変な酒呑みスイッチが入ってしまったことを悔やむ。二日酔い対策でずっとビールを飲んでいたにもかかわらず二日酔いになった。久しぶりに次の日吐いた。後半あまり覚えていないけれど、シマダさんの優しさが沁みた事だけ抽象的に覚えている。

吐きながら、自分の嫌なところ、こうなりたいという気持ち、悔しさ、恥ずかしさ、ジェラシー、嬉しさ、夢、希望、疲れ、締切、全ての要素をぐちゃぐちゃなまま全部ひっくるめて、吐き出した黄色い液体と共に、トイレに流れていってくれー、と思った。私は緊張すると飲みすぎるところがあり、それは30代に入ってからもう克服したと思っていたけれども、そんなことはなかった。お酒は好きだが、飲み会は得意ではないし、私は非常に肝の小さい人間なんだ。昔から何も変わっていない。

ここ一ヶ月、なぜか天啓のようにふと「サックス始めようかな」と思うようになった。これまで他の楽器をやろうと思ったことが、正直全然なかったのだけれど、ここにきて急に思うようになったので、始めるのに良いタイミングだと感じている。引き返せないようにするために、鳥居さんや他の方へも少し話をする。練習する以前に、楽器を買うところから始めなければならない。

8/20

ratelのリハ

まだ胃が痛むが、やることをやらねばならない。ライブ後の疲れに加え、他にも色々重なり、超バッドな気持ちになる。混沌とした気持ちでリハに向かうと、あまりにも顔色が悪かったらしく、こんな顔色悪いの見たことないので早くリハ切り上げようと提案してくれた。非常にありがたかったし、みんなやさしい。終わってから、少しだべる。

8/20

黒沢清のChimeを見る

すばらしかった、映画を見て胸がキュッと掴まれる感じ。45分という尺、話のテンポ、1シーンごとの画面の隅々まで、心がざわめく。

陽子さんと増渕さんとリリースのオンラインMTGもこの日にあった。

8/21

スーパー銭湯

まだもんやりとしたやりきれない気持ちに苛まれており、スッキリしたかったので思い立ってスーパー銭湯に行く。

風呂に入りながら考え事。大反省ノートという、小学生みたいなアイディアを思いつく。自分に対しての鬱憤、他者への苛立ちなど、特にこれは記録しておくべきだという事項を書き溜めるノートである。ぜったい誰にも見せたくない。

願わくば、一度書いたらしばらくその存在を忘れて、数十年後に、なんだこのノートは、と手にとって、最初の2ページくらいしか書かれてないことが理想だと思った。

でも、それはそれで、大反省するべきことがないと思っている時点で、大反省が必要なのではないか。

考えていたらバカらしくなってきて、サウナコーナーにあった、桶に紐がついていて紐を引っ張ると冷水が頭から降ってくるやつをやって、大反省モードを締めようとした。

満を持してやってみたが(結構恥ずかしかった)、水がぬるいし、大した量が入っておらず、大反省の締めという気持ちに全くなれなかった。

もいうかそもそも、こんなスーパー銭湯に用意してある水を被ったくらいで、反省が消化されると思っている時点で、これは大反省ノートに記すべき事項な気がする。

余計にバカらしくなってきたけれども、この2ヶ月くらいの疲れがどっと流れてきて、2ヶ月では飽き足らず、数十年を振り返って、あーもーなにやってんだろうと自分にがっかりしている。

浮かない顔をしている私に、夫が桃をむいてくれた。やさしい。

いらないことまで書きすぎた気がする、全て自戒なので、消してしまうかもしれない。今週末は福島だ。また美味しい桃が食べられるかな。

 

 

フルートの特殊奏法に関する本はいくつかあり、その中に微分音に関する運指が書かれているものもあるけれど、少なくとも私がこれまでフルートで微分音を練習する中で、わずかな音程の上下に関して本はあてにならないことが多かった。

音程を決定する要素は色々あって、

管の抜き差し
リッププレートの角度
温度の変化
アンブシュア(口のフォーム)※aとかoとかuで調整等
息のスピード
姿勢

などさまざまで、しかも微妙な違いですぐに変わってしまうので、個人差が大きく、本を当てにしながら同じことをしても同じ結果が得られないことが多かった。なので、いくつかの方法を知っておいて、自分に合うものを探すのがいいのではないかと私は思う。

この前、何かの曲では、そもそも低めにチューニングして(管をいつもより抜いておいて)、それを起点に息のコントロールで調整したこともあった。

フルートの運指は仕組み上割とシンプルなので、運指で対応できないものも多いのではないかなと思う。

とりあえずこうして日記にあげておけば、フルートでジャストイントネーションを使う曲で、なんだかうまくいかないと思っている方がいたら資料になるかもしれないし、自分も毎回ジャストイントネーションが出てくるたびにこうしてメモを残すけれど、どこかに紙をなくすことが多く知見がたまらないので、アップしてみました。

f#-16も、f-35も、レオの曲で純正律が出てきた時に使ったもの。

f#-16で”少しひくめ”に吹くと書いてあるのは、リッププレートの角度と息のスピードのことで、わずかに全体のトーンを曇らせるくらいのつもりで低くとるとちょうど良い。あまり意識的ににやると、平気で-50くらい下がってしまう。ほんの少しだけ音色を変えるイメージだとうまくいくと思います。ちなみに私はリングキーの楽器です。カバードキーだとまた変わるかもしれません。

小指あたりの運指は省略していますが、普通のfやf#の時と同じです。

 

このメモでは2つしか扱っていませんが、よく出てくる微分音がいくつかあるので(というか私がよく演奏する曲、および作曲家で出てくる)、それらをまとめていつかZINEにでもしようかなとか漠然と思っています。

追記:情報量を期待して読んでくださった方いたら、すみません。もっと溜まったら、また書きます。